パニック障害とはどんな病気か

こんにちは、タカシです。


今日はいよいよ
「パニック障害とはどんな病気か」
というテーマです。


パニック障害とは「古くて新しい病気」

前に「パニック発作とは何か」という記事を
書きました。


参照:パニック発作とは何か


これと重複しますが
大事なことなので再度触れますと
パニック障害とは以下に挙げる症状の
4つ以上が同時発生時に起こる
いわゆるパニック発作が原因で
発作を恐れるあまり
社会生活に影響が出るものをいいます。

  • 動悸や心拍数の上昇
  • 異常発汗
  • 体の震え
  • 息切れ、息苦しさ
  • 窒息感
  • 胸痛、胸部不快感
  • 吐き気、腹部不快感
  • めまい、ふらつき
  • 現実感の喪失、離人症状(自分が自分でない感覚)
  • 気が変になるのではないかという感覚
  • 死への恐怖心
  • 皮膚感覚の麻痺やうずき
  • 皮膚の冷感や熱感



パニック障害という病名がこの世に登場したのは
1980年に米国精神医学会が提出した
「精神障害の診断と統計マニュアル」の第3版
(DSM-Ⅲ)が最初だと言われています。


それまでは「不安障害」の中「全般性不安障害」の
1つだとされてきましたが、
ここで初めてパニック障害という病気が
独立したものとして認められることになります。


その後1992年に世界保健機関(WHO)の
「国際疾病分類」にも独立した病名として登録され
世界的にも広く知られるようになりました。


今で言うパニック障害のような症状の人は
恐らく昔から少数ながらもいたんだと思います。
それが時代と共に増え始めたので
定義と病名を決めてカテゴライズした、
ということでしょうね。
私は医者でも学者でもないのでよくわかりませんが
病気とか病名はそうやって出来ていくのかもしれません。


パニック障害の診断基準

医者が患者をパニック障害と診断するかどうかには
明確な基準が2つ用意されています。


1つは前出のWHOが1992年に出した
国際疾病基準で定められたもの(IDC-10)、
そしてもう1つはこれまた前出の
米国精神医学会が作成した
「パニック障精神疾患の診断・統計マニュアル
第4版改訂版」(DSM-Ⅳ-TR)に定められたものです。


この2つに書かれている診断基準は
ほぼ同じ内容となっていますが
医師はこのどちらか、あるいは両方を基準に
患者を診断しているそうです。


実は冒頭にご紹介したパニック発作の定義も
DSM-Ⅳ-TRに定められているものです。


同じくDSM-Ⅳ-TRに定められている
正確なパニック障害の定義は
3項目の条件を満たす必要があります

  • パニック発作を繰り返している
  • 「また発作が起きるのではないかという予期不安」「自分自身のコントロールを失うのではないか、死んでしまうのではないか、気がおかしくなってしまうのではないかという破局的認知」「仕事を辞める、運動が出来なくなるというような行動変化」のうち少なくとも1つ以上が発作から1ヶ月以上の期間発生している
  • 発作は他の物質や病気が原因ではない

この条件に全て当てはまれば
医者は「あなたはパニック障害ですよ」という
診断を下すわけです。


パニック障害の診断では他の病気の可能性を排除する必要がある

上記のパニック障害の診断基準の最後に


発作は他の物質や病気が原因ではない


というものがありますが、
実はこれは非常に大事なポイントです。


パニック発作の症状として挙げられる13個の症状には
他の病気が原因で現れるものもたくさんあります。


例えば「動悸や心拍数の上昇」というのは
心臓に異常がある場合も出ると思います。


「異常発汗」や「吐き気、腹部不快感」は
食あたりの時などには起きそうです。


「めまい、ふらつき」は
睡眠不足や疲労の蓄積でも出ますし
メニエール病や良性発作性頭位めまい症、といった
他の病気の可能性も考えられるわけです。


つまりパニック障害という診断を下すには
発作として訴えられる症状が
他の病気が原因で起きているものではない、
という前提でなければなりません。


そのために必要なのは「精密検査」です。


精密検査として行われる検査項目は
医者や病院、患者の症状によって様々でしょうが
少なくとも血液検査、尿検査、
心電図に胸部レントゲン検査くらいは最低限必要でしょう。


これを行わずして安易に
パニック障害です、という診断を下す医者も
中にはいるようです。
というか私が実際にそういう医者に出会いました。


まあ私の場合は
結果的に本当にパニック障害でしたが
それはあくまでも結果論でして
他の病気の可能性もあったわけです。
その可能性を排除しなかった、という意味では
今にして思えばその医者はちょっと信用出来ないな、
というのが正直なところです。


その医者の治療ではパニック障害は良くならないばかりか
悪化することになりましたので
見立てもちょっとズレていたのかもしれません。


まあ私の話しは別の機会に譲るとして
パニック障害の診断の際には
必ず精密検査が必要であって
精密検査をしないままパニック障害と言われた場合は
ちょっと気をつけた方がいいです。


少なくともパニック障害が直接の原因となって
人が死ぬことはないようですが
もっと別の重大な病気が潜んでいて
その症状が現れた、ということであれば
手遅れになる可能性すらあるからです。



パニック障害を克服!無料メール講座はこちら


パニック障害を克服!無料メール講座

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ